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Channel: スポーツナビ+ タグ:シーボル
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外国人獲得が昨年と比べて遅れている理由を考えてみる

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 昨年はドラフト前にジョンソンとザガースキー獲得を発表していたカープ。 だが今年はドラフト前にプライディー獲得が各メディアにて発表されるも、球団からの正式発表はなし。改めてプライディー獲得を最近になって報じたが、現時点で正式発表はない。 勿論報じられた記事を読む限り入団しそうなので何ともいえないが、それでも昨年は10月末の時点ですべての外国人選手との契約合意に達していたので、今年はプライディーどころかそれ以外との契約合意も時間が掛かっていると感じざるを得ない。 そこで今回は、その理由を考えてみようかなと思う。 ①前田健太、木村昇吾の去就待ち まず投手は、プレミア12終了後に去就を表明する前田健太待ちの可能性がある。 メディアやファンの間ではほぼメジャーに挑戦すると思われているが、仮に前田健太が残留を決意した場合、多少なりとも外国人編成に影響は出ると思う。彼が抜けるか抜けないかは重要なことだからだ。 抜ければ中継ぎに加えて先発投手を獲得することが考えられるし、抜けないのであれば中継ぎだけの獲得が予想される。 その点で、投手においては前田健太の去就を待っている感が強い。 逆に野手はというと、プライディーが入ると想定したら、獲得の可能性があるのはサード。 サードは現状梵、堂林、安部に小窪がレギュラー争いをしているが、木村昇吾がどの球団からも声が掛からなかったためにカープでは異例の宣言後残留が決まった場合を想定すると、最低でも候補が5人となる。 勿論年間通して出場したことのある選手は少ないが、ここまで候補がいるとサードに外国人を置く必要性を感じなくなる。 あったとしてもバルディリスのような、あまり年俸が高くない選手の獲得をして競わせる形。 高い年俸の選手を獲得してその選手を中心に起用する場合は、少なくとも木村昇吾が抜けた上での獲得がベストなはず。 その点で、サードの新助っ人は木村昇吾次第と考えた方が良い。 ②候補が見つからない、または欲しい選手が交渉段階に到達していない 次に考えるのは、カープ内部からの視点ではなく、助っ人獲得の視点から見た可能性である。 今年のように時間が掛かっている理由として、候補自体が見つからない、もしくは獲得したい候補と交渉に入れていない点が挙げられる。 候補自体が見つからないというのは、カープが求めているニーズに合う選手が見つかっていないということ。これはただ単にサード、中継ぎだけでなく、サードでいえばバルディリス以上の選手、中継ぎでいえば昨年のザガースキー以上といったニーズだ。 そうなると実力ある選手に絞っているわけだから、候補が見つからないのも納得がいく。 更にそういった選手達を見つけたとしても彼らはまずメジャーでの移籍を模索するだろうから、今はカープとの交渉段階にないとも考えられる。 これは昨年ヤクルトが獲得したオンドルセクを思い出してもらえればいいと思うが、メジャーでバリバリやっていた彼の獲得が決まったのは年末。 つまりカープもオンドルセクのような力のある選手を求めているということであり、そのために時間が掛かっていると考えることができれば、焦りも幾分か和らぐかと思う。 ③バティスタ、メヒアに対する現場からの評価が高くて悩んでいる 3つ目の可能性は、カープ内部の視点から。 現在秋季キャンプにカープアカデミーからバティスタ、メヒアを始めとした選手達が練習に参加しているが、野手である2人の評価が高いとメディアが報じている。 そこでサードも守れるバティスタに対する現場からの評価が高いと仮定したら今後本契約を結ぶ可能性も考えられるわけで、そうなれば堂林らと1軍で競わせる可能性が高い。 それはつまり、高い年俸を払ってサードを獲得することは考えられないということになる。 競わせて育成するつもりなのに、その機会を奪いかねない選手の獲得は不要だからだ。 なので、野手補強が進まない可能性に実は彼ら2人が絡んでいることも考えられるわけだ。 ④まさかの・・・ ここまでは外国人を獲得する前提で書いたわけだが、これで「実は川崎宗則狙っているんです」だったらズッコケる自信がある。 しかし正直なところ、川崎が日本に復帰するかはソフトバンク、特に松田次第だと思う。 松田が残留すれば川崎は日本に復帰しないだろうし、メジャーに挑戦するのであればソフトバンクに復帰するのではないかなということ。 なのでカープ入団はないと思うが、「カープ川崎」のメリットは多いとは思う。 (一応ではあるが)サードとショートとセカンドを守れ(ショートに入ったら田中がサードになる)、1番打者として期待できる。 更に巧打タイプの安部、上本、庄司にとって最高のお手本。 ついでにかつて一緒に自主トレをしていた天谷も川崎効果で復活となれば面白いのだが・・・いずれにせよ、川崎がカープに入ることで、木村昇吾の抜けた穴を埋められるどころかプラスにすることも出来ると考えられる。 以上4つの理由を挙げてみたわけだが、現実的には①と②、特に②の可能性が高いかなと。 それだけ昨年以上に質の高い外国人選手を獲得しようとしているわけであり、同時に前田健太の穴埋めを外国人と既存戦力の底上げでやっていこうという決意表明でもある。 これは、新井と黒田の穴埋めをルイス、シュルツ、コズロースキーにシーボルといった新外国人選手と既存戦力に託した2007年オフと似ている。 そうなるとそのオフにあったトレード(小山田⇔岸本、木村昇吾)のような、実績ある選手を1人放出して若手を2人獲得するトレードが再現される可能性もありそうだが、果たして。 日本シリーズ前とシリーズ後の生え抜き率に変化がないが、今後の動きは見逃せそうにない。 ※カープ流行語まだまだ募集中です。回答したい方はこちらをクリック

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